常盤の雲、群青の空

いろいろかきます

さよならララ 前半雑感 本当の愛のゆくえ

 数年に1度の豊作とまで言われている2026年夏アニメ。私はあまりアニメを嗜む人ではないので、そんな豊作な中でも2作品しか視聴していない。ひとつはこのブログでも感想を書いた「バンドリ!ゆめ∞みた」そしてもうひとつが「さよならララ」だ。

 

 さよならララとの出会いはかなり前になる。パイロットフィルムが出た頃には認知していた。少女歌劇レヴュースタァライトを制作したキネマシトラスが送る新作オリジナルアニメ。昔を彷彿とさせるあたたかなキャラと色遣い。ただ、人魚姫の物語にあまり思い入れはなく、日本に転生して面白くなるのだろうか?というぼんやりとした感想を抱いたまま、時は流れていった。

 

 次に認知したのは、大津茉里公開PVだった。それと同時にメインビジュアル第1弾も公開されたが、そのイラストを見た時、私の中で“何か”を感知した。微弱ながら発していたその“何か”。それは、劇中でララの中でキラめく光と同じ形をしていたのかもしれない。言葉にしてしまえば簡単なのかもしれないが、定義付けされ様々な可能性に蓋をしてしまう。それを今回は避けよう。

 

 兎に角、ようやく本放送を迎え、感想を書こうか書くまいか悩んでいるうちに、物語の前半部分にあたる6話まで見てしまった。今回はそんな前半の展開の感想と、ララが見つける本当の愛とはいったいなんなのか、考えていきたいと思う。

 

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バンドリ!ゆめ∞みた 4話 雑感

 正直、4話は1回しか見ていない。もろもろビオラの所業に破壊されすぎではないか。あられと律にトラウマを植え付ける為だけに生み出された存在。ただ単純にチャンネル登録者を伸ばす為の行動なのだとしたらまだ良い。しかし、ビオラの本質は“ただ気に入らない対象を排除”し、“弱みにつけこみ支配する”。彼女にとっては配信業などもはやどうでも良いのかもしれない。破壊者、殺戮者、捕食者。そんな人間をバンドリという世界に解き放った制作陣は、一体何がしたいのか。

 

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バンドリ!ゆめ∞みた 1~3話 雑感

バンドリ!ゆめ∞みたが遂に放送開始した。


アニメムジカについて批評をしまくっていたら色々な百合アカウントにブロックされたり、はたまた古参バンドリーマーにマウントを取られたり、果たして自分はこの界隈に存在しても良いのだろうか?という自責の念でいっぱいだった私。そんな私に呼応するかのように、ゆめみたもまた、迷子のように現代的な悩みを抱え、生きづらさを音楽活動で跳ね返す、心の叫びを見せつけてくれそうな熱を、3話までに見せてくれた。その熱は、こう叫んでいる。他者の視線なんて気にするな。自分の好きは何人にも侵されない。それどころか、好きを叫べば誰かに必ず届くと。

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この出会いは運命 善意の競争 1話 雑感

 運命。そんな言葉で片付けられるほど、定められた人生等ないし、道は歩んできた後とこれから進む先にしかない。

 ウ・スルギにとってのはじまりは世間一般的に不幸であったと言える。幼稚舎での課外活動で制服を着ていなかった為、誰にも気付かれずに一人取り残されたあの日。ただお姫様の恰好をしていたというその1点が彼女の運命を大きく変えてしまった。現実的ではないが、それが彼女のはじまりなのだとこの物語は残酷にも突き付ける。

 

 児童養護施設に身を寄せ、高校生へ成長するまでの間もスルギのどんくさい性格は治ることはない。そして一般的な環境からの疎外感から人を寄せ付けぬその姿は、如何にも飢えた動物のようであった。彼女は何も持っていない。特技も、愛嬌も、社会的信用も。

 

 このまま不幸街道まっしぐら、で終わっていれば彼女の人生はどうなっていたのだろう。先輩のように薬の転売屋として生涯を終えていただろうか。もっと危ない道へと進んでいたかもしれない。努力しなければ、何も掴むことはできないのだと。努力こそが全てを授けるのだと。そう理解した彼女はただひたすらに、遺伝子に組み込まれたかのように勉学という運命に挑む。そう、ただ流されるままでは何も手に入れることはできない。人間は、現実はそうできている。

 

 そうしたらどうだろう。周りの環境が変わった。それはスルギが変わったことが理由であるのだが、彼女にとっては自身より周りからの目の方が大事であった。学校のいじめは止み、養護施設は夕食を部屋まで持ってくるようになった。今までの“不幸”はなんだったのか。ただ勉強するだけで驚くほどに変わる。笑ってしまいたいくらいだった。しかし、彼女に笑っている暇はない。成績が落ちてしまえばまた昔の“不幸”へまっさかさま。薬の量が増えても、手を動かし続けるしかない。

 

 あまりにも長い期間“不幸”へ身をおいた彼女にはその運命は何にも代えがたいものであったのだから。

 

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永遠の忘却 Ave Mujica 12話雑感

どんなに過程で傷つけられても、果ての先には幸せを掴み取ってほしい。それが私の創作物への願いである。

スイスでは三親等の結婚、叔姪婚ができ、なおかつ同性婚もできるのである。これこそが、初音が祥子へ恋愛的感情を抱いているということを暗に示しているのではないか、と予想する。バンドリなので明言はしないだろうが、Ave Mujica再結成が結婚式のようであったり、初音の「私の人生あげたい…あげる」など、婚姻を想起させる台詞回しは非常に多い。意図して作られているようにしか思えない。

 人の感情は何人にも否定することはできないと私は思っている。性別や制度や身分によって抑えられる必要はない。結局は当人とその周りの家族の問題であるのだから。

 

 11話の雑感で私は上記のような想いを書いた。このブログは考察でも感想でもない“雑感”を書くブログなので、兎に角私自身の気持ちをそのまま吐き出しているのだが、今回の12話はまさに私がやってほしかったことを全てやってくれた物語であった。余りにも現実に起こっていることが夢物語すぎた為、後に夢オチまで心配していたほどである。それほどまでに、12話は初音と祥子ふたりの関係について重点をおき、綾奈ゆにこ先生が描きたいものを描き切った回だったと思う。

 

 祥子と睦の関係はその後どうなったのか、真初華の現在は気にしなくても良いのか、豊川の恐ろしさってなんだよ等、突っ込みたくなる要素は幾つもあるが、今回はそれを『忘却』し12話と向き合っていこうと思う。

 

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ただ、幸せに Ave Mujica11話雑感

 余りにも惨い仕打ちに私は製作者が嫌いになりそうだ。嫌悪感すら覚える。と同時に、とても美しいものもまた、この物語にはある。いつの時代も残酷さが美を創る。彼女たちの苦しむ姿に喜びを見出していないと言えばウソになる。しかし、どんなに過程で傷つけられても、果ての先には幸せを掴み取ってほしい。それが私の創作物への願いである。

 

 そんな願いを嘲笑うかのように、製作者たちはどこまでもどこまでもどこまでも彼女たちを愚弄する。仮面の下の素顔を晒すだけに留まらず、その下の血肉と骨まで憎き敵のように剥がしにかかる。彼女たちの真の姿は、どこまでも欲望に溢れ、どこまでも醜いのだと。そう見せつけるかのように。なんとグロテスクな行為だろう。

 

 私は散々製作者は性格が悪いとこのブログで書いてきたが、改めて本当に性格が悪いと思ってしまう。彼らは恐らく実生活でも自らの欲望に忠実で、衝突を起こしたり、もしかしたら内輪揉めすら起こしているのかもしれない。そう納得せざるを得ないほどの黒さが、作品を通して垣間見えるほどだ。しかしそれこそが人間の姿なのだと、過去にも現在にも歴史が証明している。

 

 今回は考察など出来そうにもない。夏には見られない星座の話や初華が知る由もない豊川邸での口論など、そういったものは全て演出だと捉え、今回は佐々木李子さんの役者人生の全てを詰め込んだと言っても良い、三角初音そのものな一人劇について感想を述べていこうと思う。自分には他の人のようにロジカルな考察などできないのだから。

 

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ありがとう Ave Mujica 10話雑感

運命の歯車は再び動き出す

ようこそ Ave Mujicaの世界へ

 

 今回の10話も賛否別れる話になった(ムジカは毎回そうなっている気がする)が、批判的な感想への反論に、詩超絆とは対偶の演出だから感動しないようなライブシーンになっているというものがあった。確かに、MyGO!!!!!とは決して同じものではなく絆も何もない。しかし、今回の10話を見た私は、気が付けば頬を涙が伝っていた。

 

 

 私はこのブログを通してアニメムジカへの批評を書いてきたが、7話以降は否定的な意見も含まれるようになった。それは、MyGO!!!!!としては解決していたCRYCHICの問題を掘り起こし、それを無理矢理修復してしまったことで、MyGO!!!!!のバンドとしての魅力が薄れてしまうのではないかという不満と、それまで敢えて目を背けてきた脚本本意な物語の導線に疑問を持ったからである。

 

 しかし不思議なことに、今回の10話は見れば見るほど感動してしまうのだ。展開を詰め込みすぎて見るに堪えない部分も多かったアニメムジカだが、何故私はここにきてアニメムジカ10話で感動してしまったのか。その問いへの回答を少しずつ紐解いていこうと思う。

 

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