ドラガリアロストが大好きという話
ドラガリアロスト……それは人と竜の織り成す絆の物語。
メタ視点で見るならば、ドラガリアロスト(以下ドラガリ)は任天堂とサイゲームスの織り成すスマートフォン向けアクションRPGだ。
2020年9月27日にサービス開始から2年が経過した、今もっとも波に乗っているゲームといえるだろう。というか私自身がそう思っている。
今回は2周年の今だからこそおすすめするドラガリの魅力を簡単に紹介していこうと思う。
真相に近づくほどに、足元が崩れていく
ドラガリのストーリーが好きだ。最初こそ王道RPGのように敵を倒し、新たな力を手に入れる展開が続く。順風満帆な旅路。仲間も増えこの調子ならば終わりはそう遠くないのかもしれない。しかし、本当にそうであろうか。かつて世界を滅ぼしかけたという魔神を倒して世界は平和になるのだろうか。主人公はまだ知らない。アルべリア王家に、イリア教会に、魔神に、ドラゴンに。自身が憧れていた象徴が、自身を築いていた立場が、自身の掲げる理想が、その裏に耐え難い真実を抱えていたとしたら……?どのような選択をするだろうか。
メインストーリーの先も気になるが、イベントストーリーは単体で完結するものだからこそな取り組みがされている。
2020年3月末のイベントから毎月行われる新規イベントにはテーマ曲が流れるようになった。しかもボーカル曲で、バトルBGMやイベントストーリー内で聞くことができる。歌唱アーティストも毎回違い、その作品の雰囲気にあったもので歌詞に注目してもイベントストーリーに沿ったものになっている。毎月の楽しみとなっている。
1周年イベントでは“もし『絶望の未来』へと主人公が歩んでしまったら……”というストーリーになっており、ドラガリ世界に現れる“異界”についての謎が解明する物語となっている(9月30日14時59分まで)。そして9月30日からはじまる今年の2周年イベントでは反対に1000年前の過去に起きた出来事を体験するイベントになっている。伝承でしか残っていない女神イリアとエリュシオン、そして魔神の物語……。過去に何が起こったのか。ドラガリ世界の根幹にかかわる物語が展開される。
キャラクターの成長と自身の成長
本作はアクションRPGなので、強化の幅はとても広い。キャラクターの強化、装備するドラゴンの強化、武器に竜輝の護符の強化と書いただけでもかなり多い。また、パーティーに編成しているキャラクター全員に反映されるEXアビリティ等、組み合わせ次第で自分だけの戦い方を見つけることができるだろう。
つい先日のver.2.0アップデートでほぼすべてのキャラクターの調整が行われ、どのキャラクターも強くなり、高難易度と呼ばれるクエストにも参加しやすくなった。お気に入りのキャラを見つけ、編成し、クエストに挑み、報酬で強化し強くなる……それがドラガリの魅力だ。
また、プレイヤー自身も成長し、強くなる。それはこのゲームがアクションゲームで、プレイヤーが操作する必要があるからだ。何度も挑戦してクリアする快感は他のゲームでもなかなか味わえないのではないだろうか。もちろん、ドラガリはオート機能が優秀で、アクションゲームが苦手な人や素材集めの周回にはオート機能だけでもクリアできる。アクションゲームだから敷居が高いということはないので安心してほしい。
性能でもストーリーでも好きになるキャラが必ず1体はいるだろう。私も何人もの好きなキャラクターができた。それがこのゲームを続ける最大の動力になっている。
そしてキャラクターを入手する方法が“召喚”だ。つまりガチャである。スマホゲーム特有のガチャに飽き飽きしている人も多いかもしれない。しかし、2周年に合わせ、9月27日から10月30日まで、33日間毎日10連無料! つまり330回ガチャが無料なのである。これだけガチャができればキャラやドラゴンをいっぱいゲットできることだろう。
リセマラについて気になる人もいるかもしれないが、フェス限定ユニットがゲットできていれば問題ないだろう。ゲーム全体のバランス調整で今ではどんなキャラも強くなっている。初期からいるキャラも最前線で戦えるのがドラガリの素晴らしい点だ。自分の好きなキャラクターをぜひ探してほしい。
これからも、続いていく
ドラガリはサービス開始直後は酷い有様だった。それでプレイヤーが離れ、実際私も1回辞めてしまった。それでも、私が2019年5月末に復帰して以降一度もログインを切らすことなく続けてられるのは、2年の間に多くの改善を行い、新たな仕様を幾つも実装していることにある。2年前のドラガリと今のドラガリはもはや別のゲームと言っていいほどである。
そして、1時間以上がっつりやる日も、ミッション消化の為だけに15分しかやらない日も、受け入れてくれる懐の広さがある。ソロプレイ、マルチプレイどちらに徹しても良い。ストーリーを楽しむだけでもいい。兎に角一度触れてみてほしい。任天堂とサイゲームスが送るファンタジー世界で素敵な出会いが待っている。